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2011年4月 3日 (日)

【天竜川】河川へ医療ゴミ投棄のなぜ?

4月に入り、リバーガイドもシーズン準備の操船・安全・救助の再トレーニングをしています。

初春の天竜川水位・水量とも少ないです。今年の冬は降雪少なめ・経費節減もあったのか、例年より道路から河川へたどり着く「塩カル」の量がうんと少ないのがよくわかります。

ふだんの今頃ですと、河原の水際、丸石に筋になって白い塩の結晶がついているものですが、今年はそれを見かけません。いい傾向だと思います。

さて、今日の演習ゴール地点は川路右岸(天竜川・久米川合流地点)の河原でした。

地図画像


そこで、さりげなく漂着しているゴミを見たところ、おやっ!と直感した怪しい内容。
以下のビニール袋の中身と散乱しているいくつかの物がそれです。

needle02 

needle01 鳥が漁ったと思われる袋穴から、中身が見えます。
プラスチック製キャップに、印刷されたふたがついています。アルファベットと数字だけの印字があり、雰囲気から医療関係のモノと思います。

BD Micro Fine+ 0.25x3mm 等


※画像をクリックすると別窓で拡大表示します。
needle04 クローズアップすると、注射針のようなものがあります。体液や血液などと関連あるならば感染リスクもありと直感し、危険投棄物と判断しました。

県自然保護レンジャーもやっておりますので、車内には投棄ゴミ回収用袋、ゴム手袋、ゴミピッカー(箸)を常備。

それらで、一切触れずに回収しました。

一度、持ち帰って保管。この怪しい針付き投棄ゴミは何なのか?

正体を探るべく、印字等手がかりをネット検索したところ、該当がありました。
(検索:BD Micro Fine+)

これは推測通り、「糖尿病の方にインスリンを打つ使い捨て注射針」ということがわかりました。

人体・体液に触れた使用済み医療器具ですので、衛生上も危険な投棄ゴミ。目撃したレンジャーが直ちに回収したのは正解でした。

しかし、不明点と懸念も同時に浮上しました。 それは…

このインスリン用注射針は、病院でも、患者自身でも使用するようなので、投棄者が組織なのか個人なのか?、または、鳥などが持ち去ったゴミなのか? 判定がつかないことです。

  • 組織であれば、発見地点より上流側に位置する病院なのか…
  • 医療廃棄物を鳥にさらわれるような管理をしているずさんな病院があるのか…
  • 個人であれば、使用済み注射針をどうするのか通院先から指導を受けているのでは…
  • 患者個人で、自分の使った注射針を川へ投げ捨てる心理や背景はなにか…
    (自治体では、分別ゴミ分類で医療廃棄物は禁止になっています)

以上、このような医療ゴミ投棄は、環境上・衛生上どちらもよくありません。

今後、再発しないように医療現場での啓蒙や広報、一般対策を、環境行政の方々にも関連先へ動いていただけたらと強く希望します。

(4/15 下伊那事務所環境課から連絡)
(4/19 下伊那事務所から警察と連携の連絡)
(4/20 下伊那事務所へ保管投棄物提出) 
…進展中

 

三浦 務 (県自然保護レンジャー)

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