エノキダケマイク

2011年7月 7日 (木)

マウントの取り扱い+エノキダケマイク装着手順

マウントの取り扱い(エノキダケマイク専用)

(試用者向け)

エノキダケマイク セッティングの原則手順

  1. マウントを手持ちのスタンドに据え付け
  2. 録音対象に最適な位置に 1.を置き…
  3. それから、エノキダケマイクをマウントに注意深く取付ける

エノキダケマイクをつけたまま、マウントを移動調整した場合、すぐ破損しやすい

マウント各部の調整は、面倒でもエノキダケをはずしてから行うこと
撤去するときは、上記の逆手順で

 

mount01 特製マウント部品全図

字本体を、下方のL字金具をつかって、スタンドに固定します


※キャップネジ、各ワッシャー、蝶ナットの順序は画像参照のこと

mount_to_stand L字金具の青矢印の方にスタンドなるものを固定します



予備の穴は…2つ

マイクスタンド用 3/8
三脚用 1/4

3/8

TRIPOD

3_8th  1_4th
既製マイクスタンドの先端は、3/8のネジが一般的 三脚のネジは、1/4のネジ

----------------------------------------------------

エノキダケマイクを専用マウントに装着

【重要】すべてのマウント調整を決めてから、最終にエノキダケマイクを装着する

puton_01

(先に必ずマウント位置調整を終えておく)

 
←次にマイクケーブルのベルクロ(マジックテープ)を金具に固定しアンカーとする


puton_02

これで、装着中の不意の落下事故を防ぐだけでなく、繊細な作業も楽になる

 

録音中、様々なケーブルの取り回しでも不要な力がECMに届かなくなる

puton_03

ていねいに片方ずつ、ECMヘッドをマウントリングに入れ、下図青矢印のつのネジを指で回して均等に固定する


ECMヘッドの周りベージュ色のリングは防振特性に優れたエラストマーゴム素材

puton_04 ring_mounting
puton_05

 

 

装着完了、録音へ

puton_backward (背後、クリックで拡大)

 

その他の注意事項

エノキダケマイクは湿気・水濡れ厳禁 音を拾うECMの膜は湿度にも敏感
録音現場の環境に留意

風呂場など湿度の高い場所は避ける

保管時には、乾燥剤をそばに…

fragile_stem
←うっかり、このケーブル部分をひっかけないこと


やっちゃうと…
enoki_stem 繊細なECMのステムはんだ部分にクラックが入って故障

hanging_enokimic

ヒント…

マウントから外したエノキダケマイクは基本的に輪にしてまとめ、左のように吊るして空間に保管するのがよい!
何か未来の手術器具のようで美しい…

とにかく、机や床など横に置けば、繊細なECMヘッドを潰したり踏んだりと事故が起きやすい

※モノをつるして整理整頓する知恵はシェーカー教徒らなど

2011年3月20日 (日)

ボーカル用ECMのマウント装着と解説

ボーカル用エノキダケマイクをマウントに取り付ける

mic_vocal_angle01
  • ボーカル/アナウンス用の単一指向性エノキダケマイクを専用マウントに装着
  • 直角で交差するX-Y式レイアウトでは、ECMのLRをマウントでは逆に取付ける
      (※音源と密接ならその限りではない)
  • ※ 影付き画像はリンクあり。クリックすると別窓で拡大、または詳細解説へ…

    mic_install_01

    最初に…
    マウントから外したエノキダケマイクは基本的に輪にしてまとめ、左のように吊るして空間に保管するのがよい!
    何か未来の手術器具のようで美しい…

    とにかく、机や床など横に置けば、繊細なECMヘッドを潰したり踏んだりと事故が起きやすい

    ※モノをつるして整理整頓する知恵はシェーカー教徒らを参照
    mic_install_02

    先にマウントのレイアウトや角度を決めておく

    次にマイクケーブルのベルクロ(マジックテープ)を金具に固定しアンカーとする(矢印)

    これで、装着中の不意の落下事故を防ぐだけでなく、録音中の様々なケーブルの取り回しでも不要な力が繊細でもろいECMに届かなくなる
    mic_install_03

    ていねいに片方ずつ、ECMヘッドをマウントリングに入れ、指で矢印のつのネジを回して均等に固定する

    ECMヘッドの周りベージュ色のリングは防振特性に優れたエラストマーゴム素材

    mic_install_04

    装着完了

    micstand_vocal

    ----------------------------------------------------

    単一指向性ECMとX-Y式直交レイアウト

    mic_vocal_angle01 単一指向性ECM(エレクトレットコンデンサマイクロホン)ユニットは…

    Panasonic製WM-55A103 (ハイファイ仕様)
    Cardioid_XY その指向性能は、マイク前面に感度がよく、左図のようなカーディオイドな特性をしめすという (cf. 無指向性はマイクを中心とした円)

    指向性があるマイクは、録りたい音を狙え、ハウリング防止にも効果的。しかし、音源が至近距離(ボーカル等)だと低域を強めに拾う性質「近接効果」がでてしまう

    そこで、WM-55A103は指向性ながら、あらかじめ近接効果分の低域を抑えた性能にしてあり、アナウンスやボーカル使用時、声がこもりにくく抜けがよくなるようにしてある
    mic_vocal_angle02 mic_vocal_angle03
    ボーカル用の左右マウントリングは内向き直角

    左右の間隔は任意 (現在6cm)
    このマウント内最小から最大まで間隔幅を試したが、ボーカルで近づけて録る場合には音質ニュアンスの変化はそれほどなかったので、お好みでよい
    透明CDケースなどでレイアウト調整

     

    このレイアウトを実試用してみると…

    口元をマイクに寄せた場合(カーディオイド重なり内部)、直行レイアウトでも
    LRは逆にならない
    ので、左は白、右は赤のECMヘッドでよい。

    音源から距離があれば、画像のようにLR逆レイアウトかと思う…現場試しで選択という話。

    指向性WM-55A103の音質は、声の場合、無指向性WM-61Aに比べてラジオ番組
    アナウンサーにでもなったように濃く録れた印象がする。照れるが、発音が鍛えられそうだ。
    よそいきの声になったような感じなので、好みが分かれるかもしれない。

    でも、その仕様の特徴がはっきりわかるECMというのはよい。用途にあわせられる。

    2011年3月 6日 (日)

    全マウント付きエノキダケマイクの分解手順

    マイクレイアウトの指針とコンセプト (試用者向け)

    mic_full_opt

    mic_voice_s

    ボーカル・アナウンス

    マウント二階建ては、同じ位置で切り替えて指向性と無指向性のエノキダケマイク二種を試すことが出来ます。
    (上:指向性 下:無指向性)

    また、使い勝手によっては右のように分離して、専用シンプルにもできます。
    試用者向けにその分解・再組立の手順ヒントの覚え書き

    mic_sound_s
    サウンド全般

    ※上記のクリックできる画像では、別窓で詳細な解説リンクが開きます!

    ----------------------------------------------------

    全マウント付きエノキダケマイク(二階建て)の分離手順

    組み直し作業にあたって…

    • エノキダケマイクの先端ECMは非常に繊細な造作、生花と同じくらいの注意と取り扱いを!
    • マウントを組み直すときは、エノキダケマイクを最優先で外してから作業するのが基本
    disassemble01

    X-Y式指向性ECMを先に外すため、矢印でしめした4ヶ所の突起ネジをゆるめる
    disassemble02

    ①マウントリング後ろから左右のECMをそっとぬき出す

    ②その次、マイクケーブルの重さを支えて安全策で留めてあるベルクロ(マジックテープ)を外す

    これで、指向性エノキダケマイクがすべて外れる
    disassemble03

    次は無指向性エノキダケマイク

    同じように、ECMヘッドを留めてある突起ネジのうち、上部の4ヶ所をゆるめる
    disassemble04

    先の2と同じように、①ECM→②ベルクロの順番を必ず守って、エノキダケマイクを外す

    誤って②→①の順にするとマイクケーブルの重さがECMのはんだ接合部に直接無理なストレスとなってかかり、故障やクラック破損につながる
    disassemble05

    マウント金具だけになったら、安心して好きなレイアウトや組合せに変更作業できる

    既製マイクスタンドとマウントは矢印の金具で留めてある
    disassemble06

    蝶ナット(指押さえ)とキャップボルトの箇所は、六角レンチと指だけで取り外しが楽にできるようにしてある
    disassemble07 マウント一本足と既製マイクスタンドをつなぐネジ金具一式 覚え画像







    より分かりやすいよう、最後にアッセンブリ配置画像

    (黒いL金具の穴にはゴムのグロメットがはめてあるのを忘れなく)

    assemble_T

    ※ 組み立てるときは、分解と逆の手順で…

    2011年3月 4日 (金)

    ボーカルマウントの据え付け方

    ボーカルマウントの据え付け方 (試用者向け)

    mount_voice_s
    • 既製マイクスタンドの先端に、ボーカルマウントだけをつける
    • 横からマイクヘッドを口元に近づけるレイアウトが可

    ※渡した別小袋に次に説明する取付金具が入ってます

    mount_XY_01

    【アッセンブリ配置】
    中央の列に並んでいる部品を別小袋からとりだす

    黒いL金具の大穴にはゴムのグロメットをはめておく

    このボルト&ナットはM8
    mount_XY_02

    マウント側(上)とマイクスタンド側(下)とのジョイント部品レイアウト
    mount_XY_03

    ボルトと蝶ナットをゆっくり締めてゴムが均等にはさまるよう留意する

    適度な硬さまで蝶ナットを回して締めていく
    mount_XY_04

    マイクスタンドを立てて、マウントを好みの角度やレイアウトにする
       

    次に、指向性X-Y式エノキダケマイクをマウントに取り付けます。 (下の画像をクリック)

    mount_voice_s mic_voice_s

    そのマイク装着手順と解説----------------------------------------------------> 続きはこちら

    2011年1月25日 (火)

    若手音楽家エノキダケ初録音

    今月初旬に深瀬君に渡したエノキダケマイク試作で、まず、8日に初録音が到着。

    各了承を得て音源サイトにアップロード。本日、ツイッターとこのブログにもリリースです!

    なにしろ、キノコ録り初挑戦ですから困惑したことでしょう。
    試作で使用した、同リニアPCMのICレコーダーでテイク。DSD式プロ機器でなくても、どれぐらいまでエノキダケマイクの可能性を引き出せるか楽しみです。いくらでも修理改造できますので、アイデア次第でいろいろなやり方、楽曲利用して、創造性も刺激してもらえればと思います。

    それでは! 初録りサンプル小品を試聴あれ ♪♪ (グラフクリックで別窓で試聴リンクへ)

    ピアノ:深瀬人寛fukase_enoki_1st

    ギター:オサカミツオ
    osaka_enoki_1st

    どうでしょうか?

    お気に入りでしたら、DLして、データを別の再生環境で聴いてみてください。

    各演奏家に直接コメントは、ツイッターで… つぶやてみてください♪ 喜びますよ。

    深瀬:fukasehitohiro fukasehitohiro オサカ:オサカミツオ@アストロノーツ osakamitsuo

    後日、テイクをいろいろ繰り返した後、初回体験談などうかがってみる予定です。

    2011年1月 5日 (水)

    比較ポイントの分析

    1. WM-E13UY+廉価Yケーブル
    2. WM-E13UY+Canare L-4E5C
    3. WM-61A+Canare L-4E5C

    (すべて同じ長さ1.5 m、同Tommy製作)
    本文中、ECMとはエレクトレットコンデンサマイクロフォン

    音サンプル: おぼろ月夜 「菜の花畑に 入日うす~」のグラフ拡大 (篠笛) waveditor

     

     

    廉価一般とプロ業務ケーブルの違いはどうか? 

    • 右図の1と2では、同ECM、異ケーブルの比較

     

    • エノキダケマイクにケーブル品質の影響があるか?
    enoki_1vs2

    graph_1vs2

     

    結果:

    カナレのマイクケーブルはさすが放送業務定番品。グラフの輪郭も細かくはっきりして信号を正確に伝えている様子がわかるのに対し、廉価ケーブルでは信号減衰か角が取れてなだらかになっている。ノートパソコンや液晶モニタのスピーカーで試聴しても差をあまり感じないが、タイムドメインなどで聴くと印象の違いがはっきりわかる。よって、プロ業務ケーブルをエノキダケマイクに使うことは理にかなっている。カナレの価格は切売りでも全然高くないと思う。エノキダケマイク作りを挑戦する方は、最初からマイクケーブルとECM、プラグ部品をそろえて取りかかる方がいいかも…はんだ付けの練習も。

     

     

    バックエレクトレットコンデンサマイクロフォン(ECM)の違いはいかに?

    • 右図の2と3では、同ケーブル、異ECMの比較

     

    • ECM型番の違いはどのようになるか?
    enoki_2vs3

    graph_2vs3

     

     

    結果:

    両方共カナレのケーブルでグラフの輪郭もはっきり、高感度というWM-61Aの性能がしっかりと試聴でもグラフでも明らかになった。この違いは液晶モニタなどのスピーカーでもわかる。タイムドメインで試聴するとdbも大きいせいで距離感がぐっと寄って臨場感のようなものがでている。自作マイク派の間では、WM-61Aの扱いが多く見られるのは、この積極的な性能が好まれたと思われる。

    では、WM-E13UYは劣るのかというとそうではないと思う。試聴すると、感度を抑えた分聴きやすい印象がする。事実、衝撃の音源「おやすみ音楽」の佐久間氏は、高級DSD機器MR-2を使用されているとはいえ、このWM-E13UYで録音されている。

    こちら手持ちはリニアPCMのICレコーダーで、プラグインパワーも1.3Vという蚊のような電圧。この貧しい条件の場合、エノキダケマイク道でイケそうなECMはWM-61Aのようである。今のところのデータ取りではここまで…。

     

    雑感:

    どのようにマイキング設置するのか、周りをどう工夫するのか、そのノウハウが録音行為の大半ではないかと直感してきた。エノキダケマイクを手にしても、うまく利点を見つけられないとがっかりするだろう。逆に、見つけてしまうと数百円でおもしろいように音が録れて覚醒。うれしい毎日に違いない。

    これから、エノキダケマイク試作を若い音楽家に渡すが、どんなふうにしてどんな音楽を録るのか楽しみだ。エノキダケマイク→いい音楽になると勘違いしてでもいい、マインドと試行錯誤の対話に各自のお宝を見つけてくれればと思う。

     

     

     

    2011年1月 3日 (月)

    エノキダケマイクの比較ポイント

    試作(1) と (2) で、あわせて3つのエノキダケマイクが出来た。

    enoki_p3kinds

    1. WM-E13UY+廉価Yケーブル
    2. WM-E13UY+Canare L-4E5C
    3. WM-61A+Canare L-4E5C

    すべて同じライン長さ1.5m、同製作時で条件をそろえ、比較ポイントを明確にしやすくした。
    音楽家に渡す前に時間があるので、手持ちにプラグインパワーでリニアPCM録音可ポータブルICレコーダーがあるので、録れ具合を早速試験。話題のDSD搭載 MR-2などプロ機種も試したいが投資してない。

     

    使用する録音機器は、SANYO ICR-PS380RM

    こちらはスピーカー側

    タイムドメインのMarty101で録音後に再生チェック

    ※録音時はスピーカー側ミニプラグは必ず外す
    ※アンプも電源OFF
    ICR-PS380RM こちらはエノキダケマイク試作側


    録音レベルはオートではなく、マニュアルで音出し時のレベルメーターを見ながら音割れしない数値に固定

     

    ECMの動作電圧は2Vに対し、このICレコーダーのプラグインパワーは1.3V供給であったが動作に問題なかった。マイク感度31段階でレベル20で適当なら、まだ余裕がある。

     

    ICR-level recording_tripod

    試した結果、録音レベル20で固定

    LR間隔を20cm位…粗末(笑)

     

     

    比較ポイント

     

    廉価一般とプロ業務ケーブルの違いはどうか?  …(1と2の比較)

    上の1と2では、同ECM、異ケーブルの条件。
    課題はエノキダケマイクにケーブル投資のメリットがあるかというもの。

    バックエレクトレットコンデンサマイクロフォン(ECM)の違いはいかに?  …(2と3の比較)

    上の2と3では、同ケーブル、異ECMの条件。
    課題は、ECM型番の違いがどんなふうになるかの興味。

     

     

    試演比較     以下、音が出るリンクがありますので周囲や音量にご注意!

     

    篠笛で「おぼろ月夜」 サンプル平均43秒 ( No emotion )

    shinobue3 oborozukiyo_score

     

    右のオレンジボタンをクリックすると各グラフのWAVEがSoundCloudで試聴可 soundcloud
    wave-Ycabless soundcloud_botton

    1. WM-E13UY+廉価Yケーブル

    wave-E13UYss soundcloud_botton

    2. WM-E13UY+Canare L-4E5C

    wave-61Ass soundcloud_botton

    3. WM-61A +Canare L-4E5C

     

    唱歌曲で退屈だが、データ取りにてあしからず。
    試作マイクプラグ差し替えのみ、同位置同セッテング同じように淡々と吹くというのも神経使う。

    ノートやモニタのSPでWebブラウザからの試聴では違いがわかりにくいかも…。
    でも、2と3の違いは、EMCの感度差がはっきり聴き取れる。いろいろ分かってきた。詳しいレビューは後日にしよう。

     

    * Sound Visualisation 使用ツール:Wave Editor (フリーウェア)

     

     

    2011年1月 2日 (日)

    エノキダケマイク試作 (2)

    試作(1)で作業具合がわかったので、今回は取り寄せた業界マイクケーブルのカナレにエノキダケマイク移植する。

    1. このプロ用ケーブル両端に小さなハードウェアをそれぞれ直接はんだ接合するので、最初に結線レイアウトをしっかりと理解しておく。それから、ケーブルのY字加工を始める。
    2. その後のはんだ付け作業は2ヶ所…
    3. ミニプラグ --- [ 工作a ] --- マイクケーブル --- [ 工作b ] --- ECM×2 の順序で段取りする。

     

     

    ● ケーブル結線レイアウトとY字加工

    マイクケーブルのカナレ CANARE L-4E5C は、4芯シールド仕様で本来バランス方式XLRコネクタ向けのプロ業務製品。その高品質で色づけがない実直な性能ならば、エノキダケマイクの低いプラグインパワー電圧(1.3―2V~max10V)でもいい影響があるのではと期待し、外れた使い方ではあるが、試作に1.5mほどカットして使ってみる。

    一端から20cmほどライン外被をむいてシールドも除去し、あらわになった4芯信号ラインを2PのECM2個に振り分けるようレイアウト。L側、R側の配線をきっちり定めて二股Y字にしておく。もう一端に3極TRSのミニプラグを付けるので、全体の結線プランは、こちらを参照されるとわかりやすい。
    実に簡単、要はYケーブルづくり。最近はどこでも、熱収縮チューブが手に入るので外観良く作れる。

    ステレオなら、プラグTipに+L出力、プラグRingに+R出力、プラグSleeveにアースを割当てればよい。
    その際、作業中勘違いを防ぐため、ラインの色分けや印をつけるなどで工夫する。

     

    ● 工作a

    カナレケーブルに、φ3.5mm3極ミニプラグを取り付ける。

    ケーブル末端処理~はんだ作業の手順など… ざっと参照…
    (OTOYAMOVIE氏)
    (これだけでなく、丁寧なプラグ加工は十人十色の別方法があります)

     

    次の工作b に移る前に…
    ミニプラグの3極TRSが、L・Rマイク側端に正しく導通しているか、テスターで点検しておく。

     

    ● 工作b

    部品入手で述べたとおり、キノコ傘に当たるバックエレクトレットコンデンサマイクロフォン(ECM)は、2種類用意した。ECMとは、コンデンサマイクの一種で電荷を蓄えるエレクトレット素子を用いて、ファンタム電源が不要なタイプ。日常では、ICレコーダーや携帯のマイク部によく使われている。

    enoki_head01WM-E13UY     enoki_head02WM-61A

     

    両方共、Panasonic(松下)電子デバイス部品であり、無指向性+周波数特性も全域フラットで同じ。検索を続けると、型番の相違点は機能(感度とノイズ対策)にあるようだという詳細な指摘を見つけた。

    要約すると…

    • E13UYの方は、高周波ノイズ対策にキャパシタ内蔵されており、携帯電波などのノイズに強い仕様
    • 61Aの方は、ノイズ対策キャパシタなし、そのかわり、高感度・高S/Nの仕様

     

    ここまであきらかになると、部品用途のターゲットも把握できるし、61A採用に昔からの自作マイク派が多いというのもわかる。衝撃音源の Masahide Sakuma 氏は、E13UY と KORG MR-2 録音の組合せを愛用されているようで、他にも音圧が強いバンド演奏を録るのに高感度があだに出るケースもあるだろうから、どちらがいいと断定はできなそうだ。比較もしたいし、好みとケースバイケースの選択もあるだろうから、試作(2)では、それぞれのECMを移植したエノキダケマイクを作ってみた。

     

    はんだ付け前のケーブル処理などは、試作 (1) の動画などを参照。

    ECMにライン先端をはんだ付けする際、的確な加熱で接合ができたかがポイント。
    いわゆる技巧であり、読んでわかるものではないため割愛。練習で体得していく。

    手がぶるぶる震えて、こて先についたはんだを擦り付けているうちに偶然くっついたという時は、はんだが被っただけの不良加工であり、期待する性能が十分でない場合が多い。

    e13uy_solder 61a_solder

    WM-E13UY 移植

    WM-61A 移植

     

     

    仕上がったカナレ採用エノキダケマイク2種

    enoki_WM-E13UYs enoki_WM-61As

    ★WM-E13UY+Canare L-4E5C

    ★WM-61A+Canare L-4E5C

     

    enoki_comparings

    さあ、どんな音楽が録れるか!? 深瀬君に渡すだけ。 わくわくしてきたネ。。。♪♪

     

     

     

    2010年12月31日 (金)

    はんだ付けのヒント

    この年末、ちょっと首を突っ込んだエノキダケマイクのおかげで、マイクとかアンプをググる日が多くなった。そして、ミュージシャンの方々は楽器のみならず、サウンド加工や演奏のために電子機器・色々なケーブルやプラグがいる業界ということがわかってきた。そうすると…高額な加工済みケーブル製品を買ったり発注していたら、出費も大変。倹約必要に迫られ、器用多才な方であれば、自作で希望スペックの備品をそろえていく様子は容易に想像できる。

    秋葉原や東急ハンズ、地方ならカインズなどDIY店に勇んで道具買いに行く前に、実践的な情報を得てからのほうが無駄な買い物しなくていい。落ち着けば、ネット検索、オークション検索で一歩も動かず入手もできる。しかも、ノウハウも玉石混交だが動画サイトで世界中のものが色々閲覧できる。それで、実際にやってみて、いい方法いい情報先自分なりの方法、どれがガセで愚かの判断ができる。そういう時代だ。

     

    ということで、初心者向けに「はんだ付け技術」 。 お薦めNose Seikiさんの情報ページ

    はんだ付け基礎講座

    01~20  知りたいところからクリックするうちに全部閲覧するでしょう

    • 温度調節付きのはんだごてが結局いい(goot か hakko でOK)
    • こて先も対象に応じたものをつかう (エノキダケマイクにはB型極細円錐)
    • はんだ付けは演奏と同じく、練習→リハ→実施
    • はんだ付けは合金接合で接着とは異なる
    • 美しいフィレットができるようなればもうマスター

     

    ● 動作練習

    呼吸とリズム  (両手の動かし方)
     

    ● 実習練習

    …何度も練習して適正加熱・適量はんだで正しい合金接合

    きれいなフィレットをどんどん…慣れた方のコツを見盗る (tadetechand氏)
    アーティスト系はんだ技能はこれ位で十分…

     

    ● 製造業務

    …興味ある方は、生産現場の職人技もどうぞ (すごい!プロ向け授業動画 gahaku13氏)

    ここまで極めるなら、製造業一本道。はんだを流し込む間合いは接合素材を知り尽くしている。

     

     

    2010年12月30日 (木)

    エノキダケマイク試作 (1)

    部品が一応集まったので、作業手順と要点把握のため、まず廉価Yケーブルにエノキダケを移植。
    つまり、無指向性ECM WM-E13UY×2個をステレオ配置LRにつないでみたいと思う。

    WME13UYWM-E13UY ycable Yケーブル

    Yケーブルは、AV電化製品の付属などでよく見かけるやつで、ミニプラグもすでに付いている。
    単独Yケーブル市販品は中国製でも店頭800円位するので、そんなもの改めて購入などしない。

     

    ycbhead 黒・RCAプラグになっているところをカットし…
    マイクロフォンパーツに付け替えれば、すぐプラグインパワー方式のステレオマイクになる。

     

    ケーブル末端処理~はんだ作業への手順は下の動画がちょっと参考になるかな…
    (ただし、実際のはんだごての扱いはもう少し落ち着いたリズムですのでご留意ください)

    (OTOYAMOVIE氏)

     

    道具はちゃんとしたお値段の「温調はんだごて」をお薦め。作業が快適。

    ycb_soldering 自宅ラボで工作中

    マイクロフォンと信号ラインのはんだ付けには、こて先が汚れてないよう留意。
    こて先が黒くなって酸化すると、ますますはんだが溶けず作業が困難。
    その時は、リフレッシャー(右上)でこて先をきれいにし、熱伝導を復活させる。

    細かい作業には集中力がいるので、焦って「芋付けはんだ」にならないよう…
    芋や鮫肌はんだになったら、不完全接合で信号減衰につながる。
    はんだがピカッと光って滑らかになっていればよい仕上げ。

    ycb_enokidakemic プロトタイプ試作(1)完成!
    ★WM-E13UY + Yケーブル市販

     

    ※エノキダケマイクのトリビア

    real_enokidake 本当に笑っちゃうほど、鍋物でおなじみの「えのき茸」に姿が似ていますネ♪

    このユニークなニックネームの名付け親は、音楽プロデューサーで衝撃の音源先:佐久間正英氏と協働のエンジニア、中崎文惠さんの発言からはじまったらしいです。

    成り行きがこちらに…スタジオ内楽しそう。

     

     

     

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