今更の便利さ!キーレス連動ドアミラー格納
このところ連日の電装DIYで調子に乗りまして、遅ればせながら、2003年式フォレスターにも、
キーレス・ロック連動でドアミラー折りたたみ格納をできるようにしました♪。
年末セール出血中の廉価DIYユニットを緊急で取り寄せ、内張りはずしているうちにつけちゃえ!と速攻。
その連動ユニットを搭載し、最終動作確認した時の動画がこちらです。↓
やはり、ミラーが畳まれてると施錠が一目瞭然だし、手狭な国内の駐車時エチケットにも都合がいいですョ!
第二世代フォレスターには、キーレスエントリーとドアミラー格納機構(ミツバ製)がすでに標準装備。
しかし、そのロック施錠でドアミラーが自動格納する… 日常生活で駐車時の利便機能については、
そのあとで登場してくるオプションだったみたいですね。
このあたりの経緯も、それぞれの発明特許や知財登録の日付をチラ見すると、あると便利なニッチ機能ゆえ、
標準装備かオプションかで弄ばられたみたいだなあ~と、調査中に下衆の勘繰りが楽しめました。
この機能の実装は、車両の電装と配線ハーネスとか明るい方には楽勝、頭いらず工作の手間だけ。
もし、車種年式によって取説に指定してある配線が見つからない時は、黙して諦めるという難度です。
このフォレスター2003/3月登録のSG5は、それでした。
ネットでDLできるSG5系結線取説で示されているラインが、一つ見当たらないという早い製造時期の車とわかり、
それで、どうしたかという備忘録をここにご紹介します。 (免責事項:記事を真似・参考にされても自己責任で)
やってね!お客様まかせの装置ユニット到着
年末の愛車電装DIY集中キャンペーンで、ブルーイルミ完成やインパネハイビーム青別灯など、
拡充改良に連日ハマって火がついてしまいました。
そのついでのタイミングに、送料無料「キーレス連動ドアミラー格納ユニット」在庫一掃税込2340円を
ネットで見かけてしまったのが運の尽き、「いつやるか? 今でしょ!」のポチリ…。 (もうないみたい)
ほらよ!とばかりに、届きました。
汎用品なので、フォレスターSG系な方は「スバル 10P Aタイプ ドアミラー SG5」で検索すれば、どこかで見つかるでしょう。
さすが、送料負担してくれてのセール。該当車種別結線資料など詳しい添付取説はまったくナ~シ!!
もちろん、文句ありません。 わかる人だけ使ってくれの出血販促ですもの。 自己責任引き受けましたぜ。
まず驚いているのは、箱に製品型番も生産国名もないこと。まあ、中華でしょうな。
箱書きの文言を見る限りでは、臭みがないので、たぶん日本人が企画した卸売パッケージでしょう。
今時のフォレスターに純正ドアミラーオートシステムという同等オプションだと、1.5万くらいだとか。 フフンですな♪
装置のイラストだけみると、簡単そうですね。 右側の白いコネクター2つついてある部位は、
右ドアのアームレストにあるミラー調整スイッチユニット裏(集中盤前方)に割り込み挿入するみたいです。
先日、ドア内張りをはずしていろいろ内部をみたので、すぐ合点承知しました。

しかし、車側に付属の赤いエレクトロタップ
3つでかしめ結線するという、
①常時電源、②ドアロック信号、③ドアアンロック信号ってどこやねん??
え~、この卸売パッケージは画像検索すると、割と容易にみつかります。
その車種別結線情報のPDFアーカイブを用意している別ショップで、「A-10PIN スバル用」にリンク一覧があります。
そこの「フォレスターSG5系」が最も詳しい結線取説PDFだと思われます。(SG5の方は印刷し、実車検証の推奨)
まず、「②ドアロック信号、③ドアアンロック信号」について、その取説PDF通りの配線(薄緑+黒/赤+緑)が運転席
キッキングプレート裏のコネクターに見つかり、たどって右ドア内に至っていることを絶縁をむいて確認しました。
もう早速、エレクトロタップでそれぞれ結線完了。

次に最後の「①常時電源」で、困った大問題が発生しました。
愛車には、その取説PDFで解説している[各車種の入力信号と常時電源の配線説明]参考画像にあるような
バッテリー電源(白/薄緑)ラインが、右ドアのパワーウィンドウユニット(集中盤中央)裏に挿してあるコネクターには
まったく見当たらないのです。そのコネクターのピンにテスターを直接当てて、常時12Vをドアに引き込んでいる
ラインは他にないのか?とそれぞれ探したのですが、やはり無い。_(-_-;)
この黒い装置ユニットは、ドアアームレスト内部の隙間に隠すしかないです。それで、バッテリー電源がドア内に
来ていないと、「①常時電源」が取れないので設置できないことになります。 つまり、②③の結線も無駄になる。
おい!ちょっとかんべんしてくれよ。 (T_T) ちょっと、思案しました。
運転席足元に車内配電ヒューズ盤があり、その中の一つに常時電源の「コの字」ヒューズがなんと!あります。
ここから12V(+)を取り出して、すぐ隣のドアまでラインを新設して引き込むしかないんじゃない?!
車体と右ドアは、蝶番のあるところで分離していますが、その間を車体金属ボディを傷つけることなく
ケーシング配線というマニアックな施工法を検討することにしました。(実は同様の課題を前車パジェロで経験)
今の車体はモノコック構造がほとんどで、下地塗料のプールに沈めてドブ漬け塗装が製造過程にあるため、
ちょっとした囲みの空間には余分な塗料を排出する穴や空隙が、探せば結構都合いいところにあるのです。
フォレスターもその通りでした。 よく見れば、すでに電装配電束用で使われている穴以外に小穴あるある。
※クリックすると別窓で拡大表示↓
AVS0.75sq
の配線コードなど、あっさりとくぐらせる小穴がみつかる車両ボディとドアの金属部。
その間、外に暴露するところには 3φ配線チューブ
でケーシング。
車内配電ヒューズ盤側の配線コード端は、15Aヒューズ角にハンダ付け絶縁加工。(同様なものをエーモン
が販売してる)

新配線:車内配電ヒューズ盤に挿す左端から、ケーシング保護され、右ドア内部で「①常時電源」として接続される右端
結線直後の装置ユニット全容と動作確認
散らかっているみたいですが、上の[配線図]どおりに結線したリアルな右ドア内部の舞台裏です。

配線した本人以外は、わかりにくいと思うので、参考用に画像処理してみました。

①常時電源確保に施工した新配線コードが、今回の副次的なネタですなあ。
無いならライン作ろう持ってこよう!\(^o^)/
最初も動画、そして、締めも動画の備忘録です。
結線直後の裸むき出し状態で、ドアロック連動ミラー格納の動作確認をやってます。
中古車に電装品を着けようとして、似たような困ったケースのヒントに。